上方落語家一門の人情噺、娘は何をする人ぞ <感想> たまちゃんハウス(3〜) 逢坂みえこ
私事ではありますが、現在一緒に住んでいるパートナーがおりまして。
私は少女マンガでも少年マンガでも、
それこそエロいマンガも分け隔てなく(?)読んでおりますが
相方のほうはそうでもないようで。
基本的に、少女マンガのほうにはあまり手を出しません。
が、この「たまちゃんハウス」は珍しく
「あれ、おもしろいね」と。
彼のどのツボを突いたのかはよくわかりませんが、
男性が読んでもおもしろいと感じるマンガなのは確かなようです。
・・・といっても、一部ですが(笑
<超簡単なあらすじ>
上方落語が舞台。(大阪)
落語家・桜花亭春福師匠の弟子たちは、落語大好き、師匠大好き。
内弟子の春々はアガリ症で、舞台の出来もイマイチ。
ボンヤリとした性分だけれど、落語のことになると、目がキラキラ。
一方、春福師匠の一人娘・珠子は落語の道を進まず。
ウチにいても落ち着かない、落語なんてイヤ!とも思ったり。
とはいえ、何をやっても中途半端。
そんな珠子の家は、師匠である父・師匠のお囃子をつとめる母、
そして内弟子2人の大家族。
---
大きな流れはありますが基本的に一話完結で、メリハリの効いたストーリー構成。
必ず落語に関するネタや、モチーフのネタが絡んでいて、
落語好きは特におもしろいのでは。
もちろん、それぞれ解説が付いていて、落語初心者にも楽しめるかと。
私も特に落語に思い入れがあるわけではありませんが、こうして楽しく読んでます
し。
登場人物も、天才肌や努力家、カッコイイからカワイイまで
バラエティに富んだしっかりとしたキャラ設定。
世界観を作るのが非常にうまいな、と思います。
今現在、単行本ベースでは、主人公である珠子が春々への思いを自覚しはじめたとこ
ろ。
そして、噺家になることに興味を持ち出したけれど
真摯に落語に向き合ってきた女性から、
「周りが喜んでいるのは、大好きな師匠が喜ぶ姿が嬉しいから。だれもあなた自身に
は期待していない」
という、至極もっともなことを言われ、ヘコんだあたり。
師匠の娘としてチヤホヤ(まではいかないまでも)されてきた珠子の、
これからが正念場でしょう。
絵柄は(逢坂氏なので)線が細めの白っぽい少女マンガ的なもの。
やわらかな、あたたかな雰囲気。
恋愛を軸にせず、ナニワの人情物語&主人公の成長物語なところが
男性が無理せず読めるポイントなのでしょうか。
・・・といっても、最近は男性も少女マンガ、よく読んでますもんねぇ。
「乙男-オトメン-」なんか、私のまわりでもよく読まれてますし
恋愛メインな「君に届け」も、割と読んでる人多いですし。
少女漫画家の青年誌移動も多かったりで、カテゴリもボーダレスになりつつある昨
今。
「少女向け」「少年向け」「青年向け」の区別がつけにくくなりましたね。
さすがに「BL」と「成人」はハッキリしてますけど(笑
さて、「たまちゃんハウス」ですが、
(タイトルだけ見ると、どういうストーリーかわかりずらいな)
落語マンガとしてだけでなく、これから将来について考える現代の若い子にぜひ読ん
でもらいたいな〜と思います。
というのも、いいトシこいた私でさえ、ちょっと身につまされるというか
自分の考えの甘さについて反省しちゃったりしたので(笑
オススメ。
<参考>
集英社s-manga.net たまちゃんハウス試し読み
<このマンガの感想を書いているブロガーさん>
・『たまちゃんハウス』落語の世界へようこそ→メガネちゃんのひとりごと さん
・たまちゃんハウス 1 逢坂みえこ 集英社→おいしい本箱Diary さん
<ネットショップ>
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感想
漫画
マンガ
※トラックバックは承認制にしました。関係のないTBは受け付けておりません。
(ごめんなさい、最近あまりにもSPAMが多くて・・・)
私は少女マンガでも少年マンガでも、
それこそエロいマンガも分け隔てなく(?)読んでおりますが
相方のほうはそうでもないようで。
基本的に、少女マンガのほうにはあまり手を出しません。
が、この「たまちゃんハウス」は珍しく
「あれ、おもしろいね」と。
彼のどのツボを突いたのかはよくわかりませんが、
男性が読んでもおもしろいと感じるマンガなのは確かなようです。
・・・といっても、一部ですが(笑
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<超簡単なあらすじ>
上方落語が舞台。(大阪)
落語家・桜花亭春福師匠の弟子たちは、落語大好き、師匠大好き。
内弟子の春々はアガリ症で、舞台の出来もイマイチ。
ボンヤリとした性分だけれど、落語のことになると、目がキラキラ。
一方、春福師匠の一人娘・珠子は落語の道を進まず。
ウチにいても落ち着かない、落語なんてイヤ!とも思ったり。
とはいえ、何をやっても中途半端。
そんな珠子の家は、師匠である父・師匠のお囃子をつとめる母、
そして内弟子2人の大家族。
---
大きな流れはありますが基本的に一話完結で、メリハリの効いたストーリー構成。
必ず落語に関するネタや、モチーフのネタが絡んでいて、
落語好きは特におもしろいのでは。
もちろん、それぞれ解説が付いていて、落語初心者にも楽しめるかと。
私も特に落語に思い入れがあるわけではありませんが、こうして楽しく読んでます
し。
登場人物も、天才肌や努力家、カッコイイからカワイイまで
バラエティに富んだしっかりとしたキャラ設定。
世界観を作るのが非常にうまいな、と思います。
今現在、単行本ベースでは、主人公である珠子が春々への思いを自覚しはじめたとこ
ろ。
そして、噺家になることに興味を持ち出したけれど
真摯に落語に向き合ってきた女性から、
「周りが喜んでいるのは、大好きな師匠が喜ぶ姿が嬉しいから。だれもあなた自身に
は期待していない」
という、至極もっともなことを言われ、ヘコんだあたり。
師匠の娘としてチヤホヤ(まではいかないまでも)されてきた珠子の、
これからが正念場でしょう。
絵柄は(逢坂氏なので)線が細めの白っぽい少女マンガ的なもの。
やわらかな、あたたかな雰囲気。
恋愛を軸にせず、ナニワの人情物語&主人公の成長物語なところが
男性が無理せず読めるポイントなのでしょうか。
・・・といっても、最近は男性も少女マンガ、よく読んでますもんねぇ。
「乙男-オトメン-」なんか、私のまわりでもよく読まれてますし
恋愛メインな「君に届け」も、割と読んでる人多いですし。
少女漫画家の青年誌移動も多かったりで、カテゴリもボーダレスになりつつある昨
今。
「少女向け」「少年向け」「青年向け」の区別がつけにくくなりましたね。
さすがに「BL」と「成人」はハッキリしてますけど(笑
さて、「たまちゃんハウス」ですが、
(タイトルだけ見ると、どういうストーリーかわかりずらいな)
落語マンガとしてだけでなく、これから将来について考える現代の若い子にぜひ読ん
でもらいたいな〜と思います。
というのも、いいトシこいた私でさえ、ちょっと身につまされるというか
自分の考えの甘さについて反省しちゃったりしたので(笑
オススメ。
<参考>
集英社s-manga.net たまちゃんハウス試し読み
<このマンガの感想を書いているブロガーさん>
・『たまちゃんハウス』落語の世界へようこそ→メガネちゃんのひとりごと さん
・たまちゃんハウス 1 逢坂みえこ 集英社→おいしい本箱Diary さん
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(ごめんなさい、最近あまりにもSPAMが多くて・・・)